首イボが20代にできる原因と予防法?どんな治療方法があるの?

20代の首イボには2種類ある!怖いのはどっち?

首イボは主に「老人性イボ」「ウィルス性イボ」の2種類に分かれます。老人性イボは文字通り加齢・老化が原因で発生するイボです。ウィルス性イボは、特定のウィルスに感染することによって発生します。

首イボでもその他の部位にできるイボでも、老人性イボはそれほど怖いものではありません。皮膚も含め体全体が老化しているという意味では、健康改善の努力が必要といえます。しかし、この首イボが体に対して何か悪影響を及ぼすということは、めったにありません。

一方、ウィルス性イボは注意が必要です。これを放置していれば体の他の部位に転移することもあります。また、自分だけでなく家族など近くにいる他者に感染することもあるでしょう。

20代で首イボができた時、まずすべきことは「2種類の首イボのどちらなのか」を知ることです。自分での診断は当然できないため、まずは皮膚科で診察してもらうようにしてください。

老人性首イボは20代でも発生する?原因と対策は?

20代だと、老人性の首イボはできないと思うかもしれません。しかし「老人性」というのは必ずしも「高齢者だけがかかる」という意味ではないのです。「肌の老化によって起きることが多い」というだけで、水分不足や新陳代謝の乱れなども原因になります。つまり、20代でも不規則で不健康な生活をしていると、老人性の首イボができることもあるのです。

では「どうすれば20代で老人性首イボが発生しないようにできるのか」という点が気になるでしょう。一番わかりやすい対策は「保湿」です。20代で老人性の首イボができる原因の一つは「水分不足」なので、それを解消することが予防になります。

保湿には化粧水や乳液、クリームなども有効ですが、何より肌細胞自体が衰えないにすることが大切です。そのためにはタンパク質やビタミン、鉄分やミネラルなど、あらゆる栄養素をバランスよく摂取する必要があります。老人性首イボを防ぐ生活は「そのまま全身の健康につながる」といえるでしょう。

20代でウィルス性の首イボができる原因と予防法は?

ウィルス性の首イボができる原因は、20代や30代などの年齢層を問わず、どの年代でも共通するものです。主な原因は「ヒトパピローマウィルス」が体内に侵入することで、傷口などから入り込むケースが多くなっています。

対策はヒトパピローマウィルスへの感染を避けることですが、当然ウィルス自体は目に見えず、どこにあるかわからないものです。傷口のような無防備な感染経路がなければ感染率は低くなるので、傷口の保護をしっかりしましょう。

また、睡眠不足や栄養不足、ストレスなどで全身の抵抗力が落ちている時は首イボが発症しやすくなります。逆に言えば抵抗力さえあれば、同じ量のウィルスに感染しても首イボはできないので、日頃から全身の抵抗力、免疫力を高めるようにしてください。

20代で首イボができた時の治療・除去の方法は?

20代でもどの年代でも、首イボを治療するには皮膚科で除去してもらうしかありません。ニキビを潰すような感覚でたまに自分で除去しようとする人もいますが、絶対にやめましょう。

老人性首イボであれば「イボが大きくなる」程度で済みます。しかし、ウィルス性イボであればウィルスがイボの外に飛び出して、さらに症状が悪化する可能性もあるでしょう。

皮膚科での治療は主にレーザーによる切除です。炭酸ガスレーザーなどの施術機器を用いるものですが、痛みはほとんどなく軽度の首イボであれば綺麗に治ることがほとんどです。レーザー以外では液体窒素などで除去することもあります。

このような治療方法はあるものの、手術の費用や手間もかかりますし、何より完全に綺麗な肌には戻らないことが多いものです。20代の場合、老人性の首イボができた時点で、生活は相当荒れているといえます。そうなれば、首イボ以外にも体のあらゆる場所で、あらゆる症状が起きる可能性があるでしょう。

そう考えると、根本的な生活の改善が必要だと筆者は感じます。「予防に勝る治療なし」という昔から言われてきた健康の基本を、あらためて意識していただくといいでしょう。